皆さん、真夏のBGMってなんですか?ビーチボーイズ?ボブマーリィ?それともTUBE?
なんでかわかんないんだけど、僕は夏になるとクラッシュが聴きたくなる。多分、生まれて初めてクラッシュ聴いたのが中学3年生の夏だったからだと思うんだけど、なんだか、夏の楽しさとやるせなさって、クラッシュとバッチリハマる。
昔、なにかの雑誌でブルーハーツのマーシーがクラッシュを紹介していて、「ブルハも好きなクラッシュってのは凄いパンクバンドらしいぞ」って記事を鵜呑みにし、初めてこのアルバム1枚目1曲目の「7人の偉人」聴いたとき、トーキングヘッズみたいなファンクナンバーで、ブルーハーツみたいにディストーションギターがギャンギャン鳴ってなくてひどくがっかりしたんだけど、「Give'em Enough Rope」や「白い暴動」など、初期のパンクナンバーよりも、未だによく聴くのは名作「ロンドンコーリング」、以前ここで取り上げた「コンバット・ロック」、そしてこの「サンディニスタ!」だったりする。どのアルバムもジャケだけ見れば即パンクのイメージなのだが、音はレゲエ/ダブだったり、トラディショナルだったり、ブラックミュージックだったりする。
初めて聴いたときは、そのギャップが全然理解できなかったが、クラッシュ直系の真性パンクス・マノネグラが出てきて、やっとこの辺のよさに気がついた気がする。なんてことはない、リアルタイムのバンドでなくて、ライブ見たこと無かったので、そこに気がつかなかっただけだったのだ。クラッシュはポリティカルなメッセージの前に音楽的にとても深く、何よりメンバーが音楽を楽しんでいただけなのだ。
この「サンディニスタ!」もCD2枚組(発売当初はアナログ3枚組)全36曲ジャンルレスな内容で、散漫といえばそれまでなんだけど、ジョーの歌声が印象的な「レベル・ワルツ」、ゲートエコーで綴るダブ長編「one more time」→「one more dub」、アイリッシュトラッド漂うバイオリンが悲しい「ルーズ・ディス・スキン」、子供が歌う「出世のチャンス」(これは世界一ズルイ歌だと思う!)と、全曲心に染みる。パンクってレッテルさえなければ、どれもじっくり聴き込める。いや、世の中の大多数の人間が抱くパンクの認識が間違ってるんだよな。
先日のサマソニでのハイロウズのライブ前BGMはクラッシュだった。昔ポーグスのライブで、当時アル中でクビになったシェーンマクゴアンの代打ボーカリストとして出演したジョーストラマーが突然歌った
「ロンドンコーリング」が一瞬頭をよぎった。合掌。
レスありがとうございます!
アレですね、「出世のチャンス」ですね多分。<卓球
全然うるさいアルバムでは無いので、
ダラダラ聴くのもいい感じです。
あと僕内では、車中のBGMランキングベスト5です。
(理由:曲を飛ばす必要がないから)
あーこれ、すごく好きなアルバムですよー。
大学の時にこの3枚組レコを友達に貸したことをついこの間懐かしげに言われて、偶然が嬉しくてここに書き込み。私の場合PILとかCLASHってダブ回りで聴くようになったんで普通の人と逆なのかも知れないけどねえ…