井筒監督、こんな映画撮ってたんですね。
ってか、JBを面白いところに持ってきた脚本には
すごい興味シンシン。
俺、この手の
「笑えて最後に感動できる系のお約束ストーリの邦画」
が大好きなんですよ。
水戸黄門ばりの定番のストーリー展開持った脚本がスキ。
むしろ、この典型の邦画ストーリーに関しては
『古典』
の域に入ってきたんじゃないかと思ったりもしますな。(笑)
こういう邦画の面白みは、あくまで
「日常にすごい近いとこ。」
で話が進むところがいいですな。
話してる言葉は日本語だし、映る風景、街にしろ家にしろ基本的に見慣れている空間。
そして登場人物の設定も自分たちと同じような目線の人たち。
想像付きやすい世界にいる人々のストーリはやっぱり、
すごい身近に感じるし、それが「親近感」にもなる。
その親近感が、邦画独特の強い感情移入を作ることが出来る
理由のひとつになってるんでしょうなあ。
「楽しくて感動する」をよりいっそう強く感じさせる、
そんな魅力になってるんじゃないかと思いますよ。
今週末(ってか今晩)に先行ロードショーがあるみたいです。
「ゲロッパ!」を観たいのはもちろんなんですけど、
『現金に体を張れ』
を劇場で観れるっていうのはいいなあ、と思います。
ってか、この映画、劇場で観ることが出来るチャンスなんて
そうそう無いと思いますよ。
変な話、それだけでもこのイベントは行く価値あるかも。
入り組んだ構成のストーリーは一見、とっつき難そうな印象ですけど
それほど「難解」っていうわけでもないので誰でも楽しめる映画だと思います。
キューブリック作品にしては割と、「哲学的解釈」とか要らないサラッとしたものですし。
(個人的にサラッとしすぎ感が物足りなく感じなくも無いですが。)
ラストシーンがモノスゲェ印象的な(これ、重要)
テンポのいいサスペンス映画です。
オススメ。
【関連】
・Geroppa 【ゲロッパ】