使っているリアディレーラーはシマノ105のRD-R7000なんだけど、この前シフトケーブルの張替え作業しているときにちょっと気になる部分を見つけた。
ケーブルを固定部分に固定すると、ケーブルに角度がついて出口を擦ってしまう。
ケーブルを張っている状態のローギア側1つ2つ目くらいだけ擦るとかそういう感じじゃなくって、一番緩んでるトップギアのときでもケーブルは出口に擦っている。このケーブルの角度って取り付けとか調整とかで変わる部分じゃないと思う。設計でこのケーブルの角度は決まってるというか、シャドータイプのRDだとこの角度がつかないような向きにするとそもそもシャドーじゃなくなる感じだからこれはあえて出口に擦ってるってこと?
この自転車に乗り出して2年間、このリアディレーラーを使ってるんだけど、改めて見てみたらケーブル出口の擦れている部分がすり減って溝になっちゃってるじゃないですか。これ、ほっといたらもっと溝が深くなっちゃうんではないかなー。
コンポの整備で不明点が出てきたらまず確認してみるのはシマノのディーラーマニュアルですな。全ての答えはこのディーラーマニュアルにあるw ということで、この世代のシャドータイプのRDのマニュアルを見てみました。
シマノ 105 ミディアムケージ リアディレイラー 11スピード | SHIMANO BIKE(自転車部品)-日本ディーラーマニュアル
ケーブルの接続と固定の項目を見てみると何やら見たことないパーツが付いてます。。「ノーズカバー」とな。
どうやらこのノーズカバーなるパーツがケーブル出口のワイヤーが擦れる部分の保護になってるみたいですね。でも、こんなパーツ付いてなかったし。。
と思ってさらにマニュアルを読み進めていたら、ケーブル交換の項目にこんな記述がありました。
ケーブル調整ボルトを取外し、次にノーズカバーを取外します。RD-R7000にノーズカバーはありません。
がびーん。なんとRD-R7000の場合はこのケーブル出口が擦れる対策のノーズカバーが標準装備されてなかったってことなんですねー。何たる。
ということで、RD-R7000の俺もノーズカバー付けたい!!ってことでこのノーズカバーを手に入れる方法を探したら見つかりました。シマノのスモールパーツに手に入らない物はありませんなw 心強し。
そもそもシャドータイプのRDを取り付ける際はフレームからRDへのワイヤー取り回しがかなり急角度になるために専用のアウターケーブルが推奨されてるんですね。OT-RS900っていう型番のかなり柔らかい、というか、ライナー管にアウターカバーを付けたみたいなアウターケーブルなんですがこれのセットの中にフレーム側のノーズ付きキャップとケーブル出口側のこのノーズカバーが入ってるみたいなんですね。ということで早速買ってきました。
セットに入っているお目当てのノーズカバーはこちら。
ノーズカバー目当ての購入ではあったけどそもそもこのOT-RS900自体も今まで交換したこともないのでせっかくですしこのセットまるごと交換します。自転車右倒しで倒しまくってたこともあってこのOT-RS900の外側もボロボロになっていましたし。。
OT-RS900の長さを合わせてインナーケーブルにノーズカバーをしっかり通してRDに固定していきます。ノーズカバーもしっかりと擦っていたケーブル出口をカバーできるように十分な長さになってますね。いい感じ。
そんな感じで取り付けも出来てケーブルも直接RDを擦らなくなっていい調子!って感じにはなりましたが、当初はケーブルの角度キツすぎひん?ってとこが気になってましたがこのような保護パーツがある以上、なんでRD-R7000にはノーズカバー付いてないん?って方に疑問が変わってしまいましたな。なんでだろ?R9100、R8000のワイヤーってポリマーコーティングケーブルなんですがこのポリマーコーティングケーブルだと擦れるとそのポリマーコーティング自体がすぐに傷んでしまうのでその保護の方がそもそもノーズカバーを取り付ける目的なのかなあーとか。。
ノーズカバーはRDへの保護をする分、ケーブルが擦れてノーズカバー自体が摩耗するのでこのノーズカバーも消耗のため定期的な交換が必要ですね。また、OT-RS900買ってもOT-RS900のアウター自体はさすがにそんなに消耗しないしなーと思っていたら、近所の自転車屋さんでノーズカバーだけ99円で売っていたので消耗交換に不安ナシですな。
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