前回のサーボのギア欠けトラブルから部品交換で復旧しました。紹介した通称・金歯と言われるステアリングサーボ4番目の金属製ギアに変更しました。サーボギアなんて欠けたギア以外にも全体的に摩耗してるだろうなあと思いながらサーキットの常連さんに話を聞いたら、ステアリング周りでトラブル出たらポテンションメーターもステアリングモーターも全部取り替えるってアドバイスも貰ったけどさすがに初めての全部バラし作業で全部交換は難易度高すぎると思って金属ギアへの交換だけして最低限、元通りの状態で走れるように復旧してみました。(でも、全部交換は近いうちにトライしたい)
ギア交換が完了してシャーシの組み立てを終わらせます。今回はメインシャーシも交換したので基盤から伸びる電源ケーブルの付け替えやスイッチの付け替えなど、今までも基盤部分の分解はしたことあったけど初めて触る構造部分も多くあってなかなか勉強になりましたな。ミニッツ日々勉強。
新品のメインシャーシの組み立てで気を付けたのはやっぱり、新品樹脂パーツのネジ締めの最注意事項でもある「タップをしっかり立ててネジ締めしてあげる」こと。
タッピングビスでしっかりタップを立ててネジ締めする際の個人的な作法としては、7割くらい締め込んでから一旦外れるくらいまで緩めて、改めて最後まで締め切るという手間をかけてあげる。新品樹脂にタップを立てながら一気にねじ込んでいってしまうと最初からタップを立てながら締め進んでいくのにトルクが掛かってる状態で締め切ったときにさらにキツくなってんも分かりづらくなって必要以上に締めすぎてしまうことを避けるため。一回タップを立てて緩めてから締め直すと1回タップが入った部分は2回目で多少締め軽くなるので締め切ったときの感触が分かりやすくなるかなーと思ってやっています。
今回のメインシャーシの交換の大きな理由はフロントボディマウント取付部のネジ穴がバカになってしまったという理由だったので特にその部分のタッピングには細心の注意を払って作業をしてみました。
今回、部品交換して復旧したシャーシはワイドの青6シャーシだったんだけど、復旧後の試走でちょっと感じていた部分を改善してみようと試してみました。それはアンダーステアの改善。
アンダーステア自体は以前より結構強く出ていて、フロントタイヤ径をなるべく大きめ(23.0くらい)で設定するようにしてみたりサーボギア欠けトラブルの引き金にもなった(?)、ICSでのステアリングパワー、停止制御の設定変更で多少は改善してきた感じだったけど、さらにもうちょっと切れ込んで欲しいと思って考えていたところ、そういえば無意識にアンタッチャブルになっていたようなフロントスプリングの変更に着手してみました。
ワイドシャーシのフロントスプリングはロングの赤スプリングを使っていたんだけど、これってそういえばRWDシャーシでプロダクションクラスのシャーシを作っていた頃にこのスプリングを選んでからなんかそのままで変更してなかったなあと思ったので、今回思い切って変更してみることに。
ショートの黄色スプリングへと変えてみました。かなり柔らかいスプリングへと変更。
ショートスプリングへの変更でスプリングの長さが短くなることに合わせて、ナックル上のシムを0.5mmから1.0mmに変更しました。ちなみに、アッパーアームのキャスター角は0°、ナックルのキャンバー角は0°です。(以前のまま。ナックル上のシムを厚くしたからボトム時のキャンバー変化が多少強くなる感じかな)
スプリング変更後に試走してみた感じはかなりアンダーが消えて旋回半径が小さくなったように思います。決してビクビクのシビアな感じでは無くそこそこ運転しやすいままに旋回半径を小さくできたので正解の設定変更だった感じですね。
青6モーターだとそこそこ車速も速いし「勝手なイメージでは」スプリングを固くする必要はあっても柔らかくはできないと思っていたのですがまさか柔らかくするのが良かった(より曲がる)とはって感じです。車速が上がってるからこそロールしやすくしてロールでしっかり曲げるのがTバーシャーシのポイントなのかもしれませんね。まだまだ勉強中です。。
コースレイアウトが変更されました。
【今日のラップタイム】
- コース: 2022年1月5日レイアウト
- ベストラップ
- 青6: 8.63秒
- N緑7: 9.00秒
- 青6: 8.46秒
- N緑7: 8.88秒
- 青6: 8.09秒
- N緑7: 8.92秒
- 周回数
- 青6: 227周
- N緑7: 208周
- 青6: 430周
- N緑7: 89周
- 青6: 400周
- N緑7: 102周
- コメント: 今回のメインのお話だったワイド青6シャーシのフロントスプリングの変更の効果はタイムで見てもはっきりと効果が出ていて3日目のラップタイムが変更後なんだけど、0.4秒近く短縮してる。でも、この3日目のベストラップはベスト2、3との間に0.1秒弱の大きな開きがあるのでラッキーなタイムだった感じもあるかも知んない。1日目2日目は各ベスト間は0.01秒くらいなのでそれに比べても明らかにバラついてる。本文にも書いたけどスプリング変更後の挙動自体は不安定な感じではないので走り込めばラップタイムのばらつきも改善すると思うのでこのセッティングで引き続き走り込み頑張りたいと思います。
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