ロードバイク日記パッドアクスルを六角アタマに変更した

ディスクブレーキのパッドを留めているボルトなんだけど、パッドアクスルとかパッドアクスルボルトなんていう呼び方があるんですな。シマノ105のブレーキキャリパー(BR-R7020)だとこのブレーキパッドアクスルのアタマがマイナスドライバーになっているんだけどこれ、掃除のたびにドライバーを用意する手間がかかるので以前からどうにかしたいと思ってた。

というのも、ロードバイクの整備周りでそもそもマイナスドライバーを使う箇所って他にないと思う。なんでここだけマイナスドライバーになっているんだろう。

調べてみると「ボルトアタマに汚れが詰まる」とか「締めにチカラがかかりすぎないように(マイナスのほうがチカラがかからない)」というような感じの(非公式な)理由は見つかったが。汚れに関してはそもそもアタマの溝に詰まるほど汚れるような場所は走らないし、ボルトを締めるチカラも加減をするのは大前提の話。なんかそれだけの理由でわざわざマイナスにしてるのが釈然としない。。

ということで、このパッドアクスルのボルトアタマを六角にしたいなあーと以前から思っていたところで先日、自転車屋さんに行ったときにシマノのMTB用のパッドアクスルで六角アタマのものをちょうどよく見つけたのでこれに交換してみることにしました。

ちなみに、マイナスアタマのパッドアクスルの時の写真(リア側キャリパー)はこんな感じ。

マイナスアタマのパッドアクスルの色はシルバーだったので、交換した六角アタマのパッドアクスルは黒くてキャリパーの黒とマッチしてそのへんもいい感じですねｗ

今回この交換したMTB用のパッドアクスルはBR-M7110の交換パーツみたいですね。

気になっていたのは長さがちょっと長くなる部分ですが比べてみると軸部が2mmほど長くなるようですが取り付けて飛び出しを確認してみましたが特にキャリパーから大きく飛び出しているということは無いので使用には問題ないと判断しました。もちろん、軸の太さ径は全く一緒の3mmになります。

数グラムなのは手で持って分かりますが、六角アタマのほうが明らかに重かったので重量の差も計っておきます。

六角アタマ(BR-M7110用) 2.59g (スナップピン込み)
マイナスアタマ(BR-R7020用) 0.8g (スナップピン込み)

思ったより違いましたねｗ 重量の差が3倍近いのと、さらに軸の長さが長い六角アタマがちょっと重いところを見るとそもそも、マイナスアタマはアルミで六角アタマがスチールという感じで材質が違っているのかもしれませんね。ロードバイクとしては軽さ追求のためにマイナスアタマを選びたい気持ちもありますが、日々の整備の手間を考えるとたった数グラムであればやっぱり六角アタマの付け外しのしやすさを選びたいと思いしばらく使っていこうと思っています。

前後とも交換し試走して感触を試してみたのですが問題ないどころかちょっと調子良くなりましたｗ 以前が調子悪いというわけでもないんですがなんか強いブレーキングのたびに「ビビリ」みたいな音と振動が出ていたのですがそれがほぼなくなったように感じます。

以前のマイナスアタマのパッドアクスルって軸部が少し削れて滑らかじゃない部分があったように感じていてそのあたりが場合によって引っかかっているというような。それが今回交換した六角アタマのパッドアクスルではキレイにツルツルになっていたので引っかかりによるビビリが減ったのではないかと思っています。整備性を向上させるつもりの部品交換が操作感触をも良くしたのであれば嬉しい棚ぼたですねｗ

そんな感じで交換作業ついでに久しぶりにブレーキロータ、パッドもキュキュット泡スプレーでキレイに洗浄して、スパスパと気持ち良く決まるディスクブレーキで宮ヶ瀬湖までサイクリンクに行ってきたので最後にその写真とかどぞー。

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