ロードバイク日記 リアのディスクブレーキローターを140mmに変更した

完成車の時から付いていたディスクブレーキのローターってフロント、リアともに160mmのものが付いていて今まで7000km以上、獲得標高24000m以上使っていて全く問題無く使えていた。まだ3、4回しか行ったこと無いけど山行ったときの下りのダウンヒルでも十分なブレーキングで減速出来たし、問題点どころか不満も無かったんだけど、だからこそちょっと欲が出てきたというか「そんなに強力なの必要?」みたいなとこから、今回のお話になっていきます。

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ロードバイクのディスクブレーキ自体はここ数年、2016年とか以降から一気に普及しだしたみたいなんだけどそもそも完成車買う時に「リムブレーキがいいの?ディスクブレーキがいいの?」みたいな初めての購入あるあるみたいな疑問のとこから始まっていて、結果的にディスクブレーキの高い制動力を知っちゃうとディスクブレーキで良かったって話なんだけど、そんな知識が無いとこからスタートして段々とロードバイク、ディスクブレーキの周りのことが分かってきた時にちょっと目に付いたことがあって。それが「フロントのローターは160mmを使ってるバイクが圧倒的に多いけど、リアのローターは車種によっては140mmの小さいものを使ってるものも少なくない」ってこと。

ローターの大きさは制動力に影響する。大きい方が強く制動するし小さいと制動力が甘くなる。160mmから140mmに変更するとそれなりに制動力が落ちるんだけど、ローターを小さくするメリットもあって、それがまあ、軽量化とか横風影響を減らすとか。でもまあ、どっちも微々たるもので遊びで乗ってるくらいだとただの自己満足、趣味の世界なことは強く認識しておりますw

そんな趣味の世界を満喫するべく(w) 今回、リアのディスクローターを140mmに変更して見ました。

その前に、完成車の時から付いていたローターってシマノの SM-RT64-S っていうローター(調べるまで105のローターだと思ってたけど違った!w)で、この型番も含めてシマノのロードバイクディスクローターの厚みって1.8mmで作られている。で、使用しているとこのローターも摩耗してくるんだけど厚みが1.5mmを切ったら交換してくださいってことらしくて、使用しているフロントローターの厚みを計ったら1.6mm程度になっていてまだまだ全然使えるので問題ないんだけど「思っていた以上にローターって消耗してるんだなあ」って実感したのがきっかけで、将来的な消耗品交換を検討してはいたんだけど先日、セールで安く手に入ったのでせっかくだから早速交換してみたって話です。

購入したのは新型アルテグラの RT-CL800 の160mmと140mm。ちなみに内セレのモデルです。

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軽量化の部分についてですが、完成車に付いていた SM-RT64-S が160mmでカタログ値156gで RT-CL800 の140mmがカタログ値96gなので、カタログ値上は60gの軽量化になりますね。で、この140mm化の影響って実はローター自体の重さ以外に、キャリパー取り付け台座アダプタの取り外しも出来るためこのアダプタの重量、約40gの軽量化も合わせて出来ることが大きいです。フロント42gとリア約100gの合計約142gの車重軽量化ですw

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この取付台座みたいのってフロントキャリパーにも似たようなものが付いているんですが、フロントの場合だとアダプタの取り付け位置の上下を入れ替えることで160mm、140mmのコンバージョンを可能にしているので実はフロントはローターサイズを変更してもアダプタ重量削減の軽量化は出来ないんですねー。

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リアディスクローター140mmに変更後の感触ですが、平坦でのブレーキングに関してはむしろ変更が認識できないくらいの効きの違い程度でした。自分の体重が57kgでバイクが9kg弱ぐらいなのでこのくらいの走行重量だと平坦であれば140mmでも十分安全ですね。ダウンヒルでの50km/h程度のスピードからのブレーキングに関してはさすがに違いが分かり160mmに比べて減速が甘くなっているのは実感できました。ですが、160mmの時にブレーキかかり過ぎ(ホイールロック)を多少意識する場面もあったことも事実で効きが甘くなったというよりは「ブレーキコントロールがよりしやすくなった」という好印象な感触の違いな気がします。

それと今回のディスクローター交換で予想してないいいことがありました。今回の主役はリアローターの交換で、ローターも結局消耗品という話を前述しましたがどうせならということで一緒に、フロントローターも同径(160mm)ながら交換したんですね。フロントのディスクブレーキももちろん問題無く動作していたのですが1点「気持ち良く使えていた」という表現は出来ない部分としてブレーキング時の音鳴りが気になっていたのです。

ディスクブレーキの音鳴りと言うとパッド接触部に油分などが付いて発生するキィーとかビィーいう高音の音鳴りとか回転時にパッドにローターが擦れるシュッシュッっていう音があると思うんですがそれとは違い、ブレーキング時にローターを挟んだパッドが小刻みに動いてパチパチという振動音が出ていたのが気になっていたんです。制動自体は問題無く出来ていたのでパッドを固定するキャリパーのボルト部分の隙間が大きすぎて振動しているもので設計上仕方の無いものだと諦めていたのですが、ローターを替えたことでこれが解消しどうやら、旧ローター(SM-RT64-S)の穴形状がこの音発生の原因の1つだったっぽいと分かりました。音の発生も無くなったしブレーキング時のフィーリングも気のせいかもしれませんが新しいローター(RT-CL800)のほうが滑らかかつしっかり止まる感じというか、制動の解像度が上がったようないい感触になった気がします。

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