パイ投げサイコウ伝説

パイオツ。(パイ投げオツカレ、の略)

いやー、念願のパイ投げやってきたよ。エライ楽しかった。パイ投げ発明したやつ、天才。「パイ投げ教」とかいう宗教あったら今すぐ入信するわ。

ホントは去年の秋に開催されるはずで「パイ投げ準備メモ」っつーの書いて、準備をいろいろしてたんだけど、残念ながら超雨で中止になってしまったのね。延期するにももうドンドン寒くなってきちゃって結局、春までパイ投げは封印しようってことになったんだけど、その封印がついに解かれ、今回開催されることになったわけ。

でもさあ、開催予定日の天気予報が数日前になっても雨予報でさあ、「また今回も中止かよー」なんて思ってたんだけど、2日前から予報が雨から曇り、前日には晴れに変わって、「おおー!パイ投げの神は俺たちを見捨てちゃいなかったぜー!」ってことで今回無事に開催されました。今回も雨だったらどうしよう、なんてちょっとでも思ってたのがバカらしくなるくらい好天の中、パイをスローアウツしちゃいまくりましたよ。

今回のパイ投げーションに集まったアホな人たちは50名。精鋭のパイ投げ戦士たちです。河原に移動して今日の戦場を確保します。「地球に優しいパイ投げ」をモットーとしている我らがパイ投げ友の会ですから、しっかりと戦場にビニールシートを敷き詰めて防汚処理を施します。

なんかもうこの段階で気が付いたんだけど、今回の参加者にはすでに「パイ投げのベテラン」も多くいたようで、やたらみんな手際よくって気持ちよかったなあ。みんなで用意してみんなで投げてみんなで片付け。こういうヤツラが遊びのクオリティが高いヤツラって言うんだろうなーとちょっと感動した。

とはいえ、とりあえずアホでダメなオトナの集まりには違いありませんので、ヒト段落しちゃうと、天気のいい昼間の河原に寝そべり、まあ、ビールでも飲んじゃうわけですね。「あー、ビール飲んじゃったらもうどうでもよくなってきちゃったー」なんて声もあっちこっちで聞こえてきつつも、そんなこと言ってるヤツラこそ率先してパイ投げ仕様の戦闘服に着替えをはじめてるなんて様も趣があります。言ってることとは違ってやる気マンマンでやんす。

さて、ビールのほうも程よく落ち着いてくると各自、今回のメインディッシュ、パイ投げのためのホイップ制作に取り掛かります。ビバ!ホイッピング!

まずはホイップクリームをボールに入れます。今回はホイップクリーム1人2個を用意しました。で、ホイップクリームをシャカシャカして泡立てるんだけど、これ、考えてた以上に大変なのね。全然固まらない。ポイントはホイップの入ったボールをしっかり氷で冷やすことなんだけど、まあ、なんつーか、さっきのんびりビール飲んでたりしてるうちに溶けちゃったりしててさあ。

それでも何とか無い氷をかき集めつつ、無心にシャカシャカやり続けてたら何となく粘りが出てきたような気がする。そうしたらココで重要アイテムの1つ「ヨーグルトに付いてる砂糖」を投入するわけですよ。この砂糖がプラスされるとさらにこの粘りはパワーアップして、一気にホイップクリームらしくなってくるわけですな。クリームと砂糖のハーモニーが醸し出されてくる感触が絶妙です。ポイントとしては、ホイップの粘りがまだ出てないときに砂糖入れると、バターみたいに脂分が分離してキレイに出来ないので注意だぞ!

ホイップが固まっていい感じになるまで30分弱くらいかなあ。ずっとシャカシャカやりまくってたので右腕がかなり痛くなってる。というか、右手の握力全然無い状態。でも、女子もみんながんばってシャカシャカやってたなあ。この辺は女子のお菓子作り修行の成果が出てるとこなのかもしれん。電池で動く電動シャカシャカを持ってる人が何人かいたが、ホイップのサラサラのうちはそういうので一気に粘り出るとこまでもっていったほうがいいかも。「全然固くならなーい。」って女子が言うのは大いにアリです。

ホイップ作りながら舐めたりしてたんだけど、結構うまいのな。自家製ホイップ。食パン持ってきてるやつがいて、その食パンにホイップサンドして食ったらスゲーうまかったでよ。なんか調子にのってパン塗って食べてたっけ、パイ投げに使う分が無くなりそうなのでガマンしてみた。

みんないい感じでホイップが固まりはじめたら、紙皿(←何故か直径18センチのもの推奨)に適量盛り付けて、戦場の中心に集めます。この段階でどうにもホイップゆるゆるのやつとかはホイップかためのやつとドッキングさせて、固さのブレンドをして調整して使います。なんか缶詰フルーツとか持ってきてる戦士が殺伐としたパイの上にミカンだのチェリーだの乗っけて、妙にメルヘンな雰囲気を醸し出してるとこも素敵でした。

さて、パイの用意ができました。戦士たちみんな、そのパイの周りを囲むように輪になって広がります。無駄にパイ投げ委員長のバンザイ十唱のあとが戦闘開始の合図です。「バンザーイ!バンザーイ!」と、10回目のバンザイの後、1秒後にはちょっと出遅れた俺の目の前真っ白。目の前のクリームを手で取って回り見たっけ、もう誰が誰だかわかんないような壮絶な様子が繰り広げられてましたよ。パイ投げバトルロイヤル。

小1時間みんなで腕が痛くなるまで一生懸命作ったパイも、ほんと、数分のうちに俺らの全身にデコレーションされてしまいましたよ。なにこの打ち上げ花火のような一瞬に込められた輝きと儚さ。

パイ投げしてみてわかった注意点。なんだかんだがんばっても結構目にクリームは入る。コンタクトの人は目の中がクリームで汚れるので使い捨てにするか付けないでやったほうがいいと思うよ。痛いとかは無いけど、脂分なので曇った感じが残るよ。

投げるパイが無くなっても、カラダに残ってるクリーム、戦場に落ちたクリームを拾っては人に自分に塗りあいッコしたりして楽しい気持ちいい。最初の1回、顔面にパイを食らっちゃうと、「もうどうでもいいや感」が恥ずかしいとか汚れるとかのスイッチを完全に切っちゃうので、その後はもうぶっ飛んだ感じでクリームまみれっすよ。晴天の屋外で、いい感じでほろ酔いで、このスイッチ完全に切っちゃった吹っ切れっぷりはとにかくサイコウかもしんないなあ。

ほどほどに戦いも終焉を迎えると、みんな思い思いに記念撮影。コスプレちゃんもいっぱいいたので撮影会も盛り上がります。私生活の笑顔、こちらにもお願いしまーす。

片付けして着替えする為にカラダのクリームを落とすんだけど、これ、思ってた以上に落ちにくいのね。水で流そうと思ったんだけど全然落ちやしねえ。油恐るべし。一応、がんばって落とせるトコまで落としてみたけど、髪の毛のゴワゴワ油ギッシュはどうにもならなかった。それどころか、クリームの甘ったるい匂いが全然取れなくって、帰り道もずっとアタマにクリーム乗っけて歩いてるみたいな感じだったよ。しばらくケーキとかいらない感じかも。

そんな感じでファンキーでエキサイティングなパイ投げーションをエンジョイしたんだけど、とにかく、オモシロかった!またやりたいなあ。ちょっと今回やり残して残念だったのは、「鼻の穴に詰まったホイップクリームを『フンッ!』っつって吹き飛ばすやつ」(リスペクト to ドリフ)がやれなかったこと!次回はゼッタイに鼻の穴にクリーム詰めて吹き飛ばしていこうと思うんで、ヨロシク!

コメント (8)
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な・・・、なんだこれーっ!!
すげーことやってますねー!!

いいな、いいなぁ~♪

ごとー 2006/05/29 #8287
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パイ投げ楽しかったよー。
なんかしんないけど変な盛り上がり方してちょっと異空間の雰囲気抜群だったし。
がんばってホイップから作る分、パイ投げた時、食らったときの変な満足感も一入。

オオカワ 2006/05/29 #8288
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この人数でのパイ投げ・・・ウケるww

R-25以上だ!

かなり楽しそう・・・いいな!

toku 2006/05/30 #8297
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結構壮絶だったよ。
「昔からパイ投げしたくてしたくてしかたなかったヤツラ」ばっか集まったので、もうホイップ作りの段階からみんな目が輝きすぎっていうか。
でも、ほんと、そんな壮絶なパイ投げバトルのあとにはスゲーハッピーな雰囲気が素晴らしかったし、パイ投げストレス発散がいろんなとこで行われるようになれば、もっと世の中は平和になるのにーとも思った。
R25でもパイ投げ開催だな。

オオカワ 2006/05/30 #8298
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ついにパイ投げしたのね!
去年お砂糖集めてるって話しを知ったときからずっと気になってました。
写真も見たけどものすごい楽しそう!!(空を仰ぐガチャピン。すごく好き)
ステキ過ぎ☆やってみたーい!!
ゆこた 2006/05/31 #8305
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ついに念願のパイ投げしたぜ!
ほんと、去年の秋からヨーグルト食いまくって貯めた砂糖、大活躍だったよ。
とにかく楽しかった!なんか普通の楽しかったとは明らかに違う「別次元の楽しさ」を体験できて感動したー。なかなか気軽には出来ないパイ投げだけど、ほんと、「一生に一度」はやってみることオススメしたいかも。で、どうせやるなら青空の下、大人数でアタマの先からつま先までクリームまみれになるようなパイ投げがゼッタイにオススメ!なんかが吹っ切れた後がサイコウに気持ちいいよ。
この日は、ガチャピンはじめ、いろんなコスプレさんたちいっぱいでみんなの変わり様見てるだけでも楽しかったよー。

オオカワ 2006/05/31 #8306
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すごwwww

ドリフ世代にはたまらないイベントですね、これ。

とりあえずパーティ用の汚れない奴で
一戦交えてみたいです。

KAZ@葛飾 2006/06/02 #8310
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いやー、やってみるとわかるけど、やっぱこの状況で面白い志村って偉大だとつくづく感じたよ。
パーティー用の...なんて言わないで、全身完全にクリームまみれになってこそ、帰りの電車の中で周りの人にジロジロ見られてこそ、真のパイ投げの魅力がわかるような気がするよ。

オオカワ 2006/06/02 #8311