タイに行った。バンコク(1)

タイに行ってきました。今回は前半にサムイ島で海遊びして、後半にバンコクで街遊びしてこようというコース。あと、アユタヤも行ったこと無かったのでアユタヤへも行ってみることに。このエントリーはバンコクのお話のその1。(→ 初日はこちら)

朝ゴハン。昨日に引き続ききのこオムレツをオナカいっぱい食べたり、パイナップル食べ過ぎてクチの中痛くなってみたり。

10時過ぎにサムイ空港。今日はバンコクに移動します。チェックインして空港使用料300バーツ支払って、とりあえず搭乗開始までサムイ空港の中をぷらぷら。サムイ空港はホント南の島の小さな空港って感じでもうそこがリゾート感いっぱい。この日は例によって曇り空だったんでよかった?んだけれども、これ、施設に冷房とか無い(というかターミナル施設に壁が無い吹き抜けだし)んで暑い日とかだと搭乗待ちしてるだけでマイっちゃうかもね。

空港の清掃のおばちゃんとかいるんだけど、フツーに、乗客の通り道に座っておばさん同士で談笑しながらお弁当食べたりしてて、もうなんつーか、「マイペンライ」な国ですよ。

昼前のいい時間の飛行機だったせいか、ターミナルで搭乗待ちしてると乗客の多さが気になったんだけど、案の定、サムイ入りした時とは違ってプロペラ機じゃなくちょっと小さめのジェット機だった。飛行機に乗って座席探ししてる時に気が付いたんだけど、この飛行機、「Bシートが無い」んだよねえ。Aシートの隣はCシートになってる。なんでBシート無いんだろう?Iシートが無いってのは数字の1と間違えやすいから、ってのは知ってたんだけど、Bシートが無いなんてはじめてみた。どういう理由なんだろうか?なんか気持ち悪いなあ。

サムイ空港を離陸するとサムイ島北部、そして、パンガン島が見えてくる。サムイ島はそこそこ開発されてんだけど、パンガン島はビーチ沿いだけ、内陸部に関しては全く開発されてないことが分かった。パンガン島、おもしろそうだなー、とか。やっぱパンガン島滞在でフルムーンパーティ目当てで遊ぶのも楽しそうだなーとか。機内食を食べながら思う。例によってバンコクエアウェイズのウェットティッシュはいい香りで素敵。

バンコクに到着。やっぱ天気よくねーや。雲厚いし、気温、サムイ島よりも全然熱いよー。一気に汗出まくりで空港からバンコク市内へ移動。高速道路で一気に移動するんだけど、相変わらずタイの高速道路の走り方はすげーなー。100キロくらいで車間距離20メートルくらい、それでもって2車線跨いで変更したりとかさあ。仮にもお客さん(俺)乗せてるのに遠慮無くこれだもん。カーチェイス映画実写版っすよ。

高速道路から見たバンコクの風景は特に前に来たときと変わったとこはなかったかなあ。バイヨークタワー(ハンチングマップ: バイヨークタワー)の外装に変な広告?つーか、「飲酒運手やめれ!」っつー絵が描かれてたくらいかなあ。バイヨークタワーってタイで一番高い建物で中にホテルもあるんだけど、なんかこのタワーのホテルに泊まるの怖いなーとか思ってみたり。周りに同じような高い建物が無くって、バイヨークタワーの細さが目立っちゃって、強い風でも吹いたら折れちゃいそうに見えるんだもん。

ホテルに着いて荷物置いて、すぐに出かける。王宮(ハンチングマップ: 王宮 ワット・プラ・ケオ)の近くまで移動。そういえばワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)ってまだ見たこと無いなーと思って入り口までいったけど、なんか入り口から雰囲気見たら満足しちゃって中に入らず。拝観料250バーツなんで結構高いからって理由もあるんだけれども。

サムイ島に滞在中からちょっと気になってたんだけど、タイの現地の人の多く、半数くらいの人がみんな、腕にオレンジ色のリストバンド(シリコンンバンド)してたのが気になってたのね。んで、それを空港からの移動中にガイドさんになんなのか聞いてみたんだけど、それって「タイ国王在位60周年」の記念バンドらしいのね。タイの企業がお金出して作って、このバンドの売り上げは全部王様に寄付される。「タイの人たちはみんな王様大好きなんですよー。」って。俺も王様大好きなバンコクっ子の一員になるべく付けてみた。100バーツ。

それとなんとなく気になったけど、リストバンド、みんな右腕にしてたんだよね。何で右腕なんだろ?つけてる人100%右腕にしてた。偶然だとしてもそれはそれで気になる。

ちなみに式典は6月12日13日に行われるようでこの期間中はバンコク市内はやたら警備強化、交通規制、お店は休業、禁酒でホテルの予約はほぼ満杯てことらしいのでこの期間にバンコク行こうと思ってる人は気をつけてくださいな。

王宮前からカオサン通りまで歩く。週末ということもあってか路上にはローカルマーケットも出来ていて活気がすごい。なんかさあ、このマーケットの多くが「小さい仏像の彫られたプレート」みたいのを売ってるんだけどこれ、なんすかねえ。すごいのよ、このプレート選びにみんな気合入りまくり。宝石商がよく持ってるようなルーペみたいのでそのプレートに彫られた仏さんを凝視しまくりでああだのこうだのとお店の人と交渉してる。なんだろうなあ、単なるコレクションなんだろうか。仏教信仰がここまで市民に浸透してるってことか。

カオサン通り(ハンチングマップ: カオサン通り)到着。カオサンはじめて来たけど、ウワサ通りの独特の雰囲気が素敵ねえ。雑多で混沌としてて。みやげもの屋も多いんだけど、やっぱそれ以上に長期滞在バックパッカーの常宿が多いせいか、生活用品とか旅行代理店とかが目立つかなあ。あと、アイリッシュバーをはじめとする飲み屋が盛り上がってるねえ。昼間っからみんなビール飲みまくりっす。しゃべり声笑い声があっちこっちから飛び出してます。

確かにカオサンも白人の割合がダントツに多いけど、それでもいろんな人種がいる感じで通り過ぎるいろんな人種の人たちを見てるだけでもおもしろかったなあ。俺も歩きつかれたのもあってバーで早速ビール飲みながら通りを行きかう外人、バーで盛り上がる外人を観察してたんだけどコレだけでも全然飽きないわ。ホントはカオサンに何日か泊まって、同じ宿に泊まってる日本人、外人といろいろ話してみたりしてもおもしろいんだろうけど、それはそれメインで予定組んで改めて来たいなあと思ったなあ。

カオサンでの散策と人間観察も満喫し、夕方、去年も行ったけど、スアンルムのナイトバザール(ハンチングマップ: スアンルム・ナイトバザール)に行ってみる。バザール大好き。みやげもの屋街はうろるろしてるだけで楽しい。それにここのナイトバザールはビアホールにステージがあってなんか適当にやってるライブ見ながら屋台の食べ物を食べつつビール飲めるのが素敵でいいです。

1年半ぶりにスアンルムナイトバザール来ていきなりビックリしたのは、入り口すぐにでっかい大観覧車「BIG WHEEL」が出来てたことかなあ。早速乗っちゃったよ。100バーツ。普通さあ、日本で観覧車乗ったら1周回って終わりじゃないっすか?なんかさあタイの観覧車って何周もするのよ。それも結構スピード速くグルグル回る。乗降するのにいちいち止まるのね。で、全部のカゴのお客さんを載せ変えたら3回くらいグルグル回る、でその乗ってるお客さん全部入れ替えるので実質5回転くらい乗れる。サービス満点。ルンピニ周辺の夜景を堪能しまくり。

ナイトバザールのお店の中も結構変わってたなあ。新しく出来た、入れ替わったお店で特に目に付いたのは「油絵アート屋さん」と「アーティスティックオブジェ屋さん」、「おしゃれ家具やさん」かなあ。油絵はサムイ島のみやげもの屋でも目に付いてたんだけど、仏像とかキャラクター?の画ばっかだったサムイと違って、ここだとそのほかに「完全に抽象的なデザイン」の油絵が多かったことかなあ。まあ、部屋に飾ってくれってことなんだろうけど、油絵で、ねえ。他にもオブジェとか家具とか見てて思ったんだけど、なんかバンコクの大学生、美大生とかが自分の作品の発表の場にこのバザールの店舗、ブースを借りて直販してるのが多いのかなーって印象を受けたなあ。

確かにいい作品いっぱいあるのよ。「あー、このイス、東京のお店だったらゼッタイに買って帰ってるわ。」とかいい線いってるやつ。それからそういった「芸術性アイデア」を積極的に前面に出してる作品が多いせいか、「NO PHOTO!!」「写真撮らないで!」って書いてあるブースが多かったなあ。ちょっと写真撮るの大好きな俺は残念だった。作品作ってるアーティストにしてみればせっかくの作品アイデアを写真撮られてパクられても悲しいのは分かるけどね。中には「1PHOTO 1バーツ」って写真撮るのにお金取ってるとこもあったけど。笑

そんなナイトバザール。また例によって屋台でおいしいタイ料理とヒエヒエのビールにステージのライブ見ながらバンコクの夜を堪能。

帰り、このナイトバザールの目の前にあるルンピニ駅から地下鉄乗った。タイの地下鉄の乗り方は、自動券売機で行き先までの料金を払うと真っ黒のオセロの駒みたいのが出てくるんでコレを自動改札のICのとこにタッチアンドゴーする。で、改札出る時はこのオセロの駒を自動改札の投入口に入れて返せばOKってシステム。紙の切符じゃなくってオセロの駒になってます。駒には何にも書いてないので、「自分はどこ行くんだっけか?」って忘れちゃうと調べてもらわないと分からなくなるので注意。駒には何にも表示はされてない。真っ黒。

1年半前に来たときにはちょうど開通した直後で走ってはいたんだけど乗らなくって、今回はじめて乗車。でも、まだ駅なんかは1年半しか経ってないのですごいキレイだったなあ。ホームには完全にガラスで線路との仕切りが出来ていて完全冷房。車内はBTSもそうだったけど独特の淡い明かりでかなりリラックスな雰囲気なのがいいかも。イスは樹脂製で硬いです。1人1人分づつ分かれてるタイプ。

駅ですごいビックリしたのが「タイのエスカレーターの速さ」。これ、やばいくらい速いよ。日本のエスカレーターに慣れてると、ちょっとビビるくらいに速い。乗り遅れ降り遅れそうになるくらい速い。あと、まあ、想像は出来たけど、タイの場合は「左側立つ人右側歩く人」なんていうエスカレーターの乗り方ルールは無かったです。みんな適当に両側に立ってる。まあ、その分スピードが速いから歩く必要も無いのかもしれないけど。オフィス街のラッシュ時とかはあるのかもしれんけどね。