東京駅周辺の地下通路バリアフリー残念ポイント

日本一の地下通路、大手町から階段なしで歩けるのは  :日本経済新聞

一連の再開発に伴い大手町から有楽町方面に抜ける新たなルートが生まれたという。それも段差の少ない「バリアフリールート」だとか。さっそく階段なしでどこまで歩けるか、試してみた。

これ興味深い記事だった。東京駅周辺のJR、東京メトロ、都営地下鉄と周辺のビルの地下通路を使ってどのくらい地下のまま移動できるかの話で、さらに、バリアフリーの場合だとどう移動できるかって話。

正直、階段を使ってもいいならかなり自由度が高く、下の元記事、

日本一長い地下通路、歩いてみたら...  :日本経済新聞

網の目のように張り巡らされた都会の地下通路や地下街。雨の日や寒い日に助かる半面、場所によっては巨大な迷路のようになっており、迷うこともある。では、地上に出ずに地下だけでどこまで行けるのだろうか。全国で最も長い距離を歩ける地下通路を探し、歩いてみた。

にもあるように、大手町から東銀座までの長距離も、日比谷方面への移動も考えるとかなり縦横無尽に移動できてサイコウです。

何がサイコウって、今時期のような猛暑の夏ならほとんどの空間で冷房が入っているし、雨の日でも雨に濡れないで移動できることの便利さは快適過ぎるのですな。

で、最初に紹介した記事に戻ると、さらにバリアフリーを意識した目線でこの東京駅周辺の地下通路を考察してみましょうって話で個人的にかなり興味ある話で日頃、大手町から銀座周辺まで利用していて気になってる「バリアフリー残念ポイント」を織り交ぜつつこの地下通路を紹介してみようということにしました。

オーテモリ.jpg

まず、大手町駅周辺の非バリアフリー箇所で気になるのが、東京サンケイビルのE1出口から入り、大手町ビルディング地下2階の丸ノ内線改札口からOOTEMORIまでの通路。

丸ノ内線の走っているちょうど上に通路があるんだけどここを昇る部分が階段になっており将来的にもエスカレータ増設されるわけ無いだろうな感は階段脇にある階段昇降機の存在で漂ってくる。ここを抜けると次に丸の内方面にOOTEMORIに抜ける部分にもう1つ、エスカレータも無い階段の部分がある。この階段も上に建つ大手町ビルヂングが建て替えられない限りはバリアフリーにはならないだろうなーって感じではあるけど、多少幅がある場所ではあるのでエスカレータ、ないしはスロープ増設の可能性を密かに期待しているのだ。

OOTEMORIの地下フロアは最新の設計だけあってエスカレータもしっかり設置され、さらに丸の内永楽ビルディング側東西線改札口周辺は猛烈にキレイに、おしゃれにリニューアルされており気持ちのいい空間になっていて素敵です。

で、次のバリアフリーにしてちょポイントがこのOOTEMORI側から東京駅八重洲口側に抜けるとこにある階段。この階段のせいでバリアフリー散歩を楽しむ際の八重洲口側への移動の夢が完全に打ち砕かれる。

どうしても、本当にどうしてもバリアフリーなかたちで八重洲口側に行きたいというならば、東西線改札口から反対側に向かい、丸の内永楽ビルディング→日本工業倶楽部会館→新丸ビル→丸ノ内線東京駅→丸の内オアゾを抜けてくるという徒歩15分くらいの散歩エクステンドで可能ではあるんだけれどもねえ。。

TOKIA.jpg

有楽町駅方面へは東京駅側からならKITTE→TOKIAのオシャレルートを抜けていけるし、日比谷駅方面に行きたいのであれば千代田線、三田線の上をそのまま地下通路一本で行くという手段もあるけど、こちらの地下通路はあまりにも地下通路だけの飾り気ない通路過ぎちゃって面白く無さ過ぎだしなんか閑散としてる通路なので夏は冷房の効きが悪くて熱くて仕方無いのであるのであまりオススメしません。

ブリックスクエアの横を抜けてJR京葉線の東京駅改札口に抜ける、大名小路下のルートも広くて空いてるしオススメしたいとこなんだけど、ほんとトラップかのように中程に20段くらいの有楽町側に下る階段があってあまりにも残念ポイント。よって、東京駅丸の内から有楽町方面へのパーフェクトバリアフリーラインはKITTE→TOKIAからの京葉線改札口経由、東京国際フォーラムのルート一択となる。

で、最後、銀座に抜けるまでのホントに残念でならないポイントが、有楽町線改札口から東京交通会館に入る上りの階段。

なんか別に、ここだけが非バリアフリーなわけじゃないので客観的にはそんなに重要度は伝わらないかもしれないけど、でも、この東京交通会館は銀座と有楽町との橋渡しを出来る唯一のルートだっただけにその残念さも一入なのでありますよ。

またさらに言うと、千代田線、三田線ルートから日比谷駅を経由して銀座に向かう地下通路も日比谷線日比谷駅側に曲がるとこに段数は少ないながらも階段があり、事実上、有楽町または日比谷→銀座の地下通路パーフェクトバリアフリーラインは現状実現してないのであります。

舛添・東京都知事、都心オフィス街を視察 「丸の内仲通りを歩行者道路に」新構想提案 - MSN産経ニュース

国際ビジネス拠点づくりなど国家戦略特区実現に向け、舛添要一知事は14日、千代田区のオフィス街を訪れ、まちづくりや外国企業誘致など地元の取り組みを視察した。舛添知事は丸の内地区の中心部を通る丸の内仲通り(約1・2キロ区間)について、「試行的に地元のコンセンサスを取りながら、最終的に完全な歩行者だけの道にしたい」と新たなにぎわいづくり構想を明らかにした。

数カ月前に舛添東京都知事が丸の内仲通りを歩行者天国にしたいとおっしゃってたようですが、歩行者天国のついでにこの丸の内周辺の地下通路のバリアフリー化に助成していただければ、暑い日寒い日、雨の日の買い物も快適に、より活気あるショッピングの街になるんじゃなかろうかってのも思ったりもしますけど、どうでしょうかねえ。

そうそう、千代田線、三田線の改札口周辺の地下通路って段差のある全ての箇所でしっかりスロープが作ってあってバリアフリー徹底してあるなあーと思って気がついたけど、あれ、きっと皇居への観光や一般参賀で訪れる人々の為にやっぱり意識的に設置したんだろうなーと思った。