南船橋の宇宙飛行士

この宇宙飛行士は何の関係で描いてあるんだろう?

URの建物らしいけどそもそもこれなんだろう?

煙突?火の見やぐら?もしかして軌道エレベーターのステーション?

南船橋の宇宙飛行士

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公団若松二丁目団地 - 日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)

の団地の完成年である1969年といえば、アポロ計画で人類が月面着陸した年。だからそれにちなんで宇宙をイメージした絵が描かれたのだろう、という推論をどこかで読み僕もそう信じていました。しかし、Wikipediaの若松団地の項に、給水塔の壁画を描いたのはベルギーの壁画家クロード・ライール氏であるという記述があり、気になってライール氏の著書「愛の手紙―青い地球を駆ける芸術家」(1990年/清水弘文堂)を読んだところ様々な事実が判明しました。この壁画が描かれたのは1987年。当時の公団の依頼により描いたそうです。そして壁画のタイトルは「空の征服」。なるほど、アポロ計画に因んでいるにしては気球や飛行機も描かれているし、おかしいなあとは思っていましたが、そういうテーマだったんですね。ライール氏はこの団地に住んで、何ヶ月かに渡って作業をされたそうです。

若松団地 - Wikipedia

6街区の広場のデザイン、巨大な給水塔の壁画等は、ベルギーの壁画家クロード・ライールの手によるものである。