視覚刺激で目がチカチカ

「ポケモン事件」の追跡調査結果が発表される
1997年12月16日夕方,アニメ「ポケットモンスター」を見ていた日本全国の約700人が,明滅する透過光処理のシーンを見て痙攣などの発作を起こした「ポケモン事件」を御記憶だろうか?

97年だったんですね。てんかんという症状がこの一件で特に注目されたような気がしますけどね。

昔、バイト先にてんかんの人がいました。その人、大のゲーム好きでよくゲーセンに通ってるような人だったんですけど、ゲーセンはとにかく「てんかんになる刺激の宝庫」だと言ってました。

最初はそのてんかん症状が出るのが違和感あってゲーセンに行くのがイヤだったらしいんですけど、でもそれ以上に、大好きなゲームやりたくってゲーセン通ってたら、その症状に対して免疫力ついたみたいで、しまいには、その刺激でクラッっとするのが気持ち良くなってきて、自分はてんかんなのにも関わらず、わざと視覚的刺激のあるゲームばかりやってたらしいです。マゾというか、身の危険を省みずに没頭してしまうゲームの魅力というか。

ちなみに特にその人のお気に入りだったのは沙羅曼蛇の2面、サンダーミューが出てきて雷で画面がフラッシュするとこだったらしいです。そのフラッシュの影響で2面のボスが出てくるときなんかも意識朦朧としちゃってまともに倒せなかったとか言ってました。

まあ、それが気持ち良くなるってのはその人だけの特殊な状況とかがあったでしょうから、良い子は決してマネしないようにね。

あと、その人の話で興味深かったのは、てんかんの症状は大人になるにしたがって、段々と症状が軽くなってきたということも言ってました。視覚刺激に対しては抵抗が付くというか刺激に対して脳味噌で処理が出来るようになってくるとかなんでしょうかねえ。

最初に紹介したスラドのコメントに書かれてた内容で、CRTのリフレッシュレートが原因でてんかん症状を起こす可能性もあるってことが書かれてますね。それから、交流電気の周波数の変化でテレビの映像が気持ち悪く感じられるとかも気になる話です。

神経の信号周波数がその視覚刺激の障害にナンかしら関係してるとかの話も深く掘り下げてみるといろいろとカラダの不思議に繋がった、人体の神秘に触れるような展開になるのかもしれませんなあ。

俺が最近感じる、ヤバい視覚刺激って「ウェブ画面のスクロール」なんですよねえ。日夜ネットを見てて、バカみたいにネット記事を読む速さや量が増えてきたせいか、その画面の切り替え、特にスクロールさせながら画面の内容を目で追うなんてことしてたら、なんか船酔いみたいな状況になったりとかしてます。単に目が回ってるだけなんでしょうけど。

ネットの海で船酔いしてる人、俺以外にも結構いるんじゃないかなあ。。