WATARIDORI

春先、世界中に散らばる渡り鳥たちは、多くの困難や試練を乗り越えて北極を訪れ、そこで繁殖期を迎える。そして雛がようやく飛べるようになると、再びやってきたルートを辿って元の土地へ戻る──。『WATARIDORI』は、そんな渡り鳥たちの姿を、CGを一切使用せずに、克明かつ壮大に描いた世界で唯一の映像作品だ。

昨日観ました。

俺の人生ではじめて、あんなにじっくりと
「鳥」
を見たと思います。
真剣に見ました。見入りました。

鳥ってカッコいいのね。
フォルムがすごい洗練されてて。
渡り鳥は何千キロという距離を行ったり来たり飛び回るわけだから
ものすごいいいカラダなのは当然なのかな。
あと、そのカラダの色、配色がすごい魅力的ですな。
どの鳥も。

映画の醍醐味としてはやはり、その映像の迫力じゃないでしょうかねえ。
飛ぶ鳥と並んで撮影している映像とか、
「ゼッタイCGだろ?」
って思うくらいのノンCG映像に圧倒されました。
下手したら「ありがちのアニメ」のほうがリアリティあるくらいに
見せ方が現実離れしていてかなり面白かったしたよ。
あと、映画ですから多少はしょうがないんでしょうけど、
ストーリー性出そうとしたためか、飽きさせないためか、
「やらせチックな映像」
が部分部分で入っていたのがちょっと微妙でした。
工場の泥油にはまってしまうとこなんかは、
無駄な、むしろ過剰な演出だったんじゃないでしょうかねえ。

とはいえ、個人的にはその映像の迫力と身近でなかった鳥の生態に
詳しく触れることが出来たこの映画は、
終始飽きず、楽しく観ることが出来ておもしろかったです。

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